2008年1月26日土曜日

ROOTの各種操作

ROOTのインストールが出来たら起動してみよう。
Windowsの場合はスタートメニューから、Linuxの場合は
% root
と入力すると起動する。

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* W E L C O M E to R O O T *
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* Version 5.18/00 16 January 2008 *
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* You are welcome to visit our Web site *
* http://root.cern.ch *
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CINT/ROOT C/C++ Interpreter version 5.16.29, Jan 08, 2008
Type ? for help. Commands must be C++ statements.
Enclose multiple statements between { }.
root [0]

こんな表示が出てきただろうか? 出てきたら成功である。
英語でごちゃごちゃ書いているので、実際に「?」を入力して見よう。
ROOTの使い方が表示される。
色々とあるが、使う機会の多いコマンドをいくつか書いておく。

.L file名 // C/C++のソースファイルやヘッダーファイルの読み込み。
.X file名 // 読み込んだ上でファイル名と同名の関数を実行。
.U file名 // C/C++のソースファイルやヘッダーファイルを読み込まなかったことに。
.! コマンド // 各種コマンドを実行(ex. ls)。

.p 数式 // 各種数式を計算して結果を出力してくれます。
例として
.p 3+5 // と入力すれば
(const int)8 //のように
.p 2**10 //と入力すれば
(const int)1024 //と出力
ROOTで使える関数なら返り値を出力してくれます。
各種数学関数も使えるので電卓としての利用も可能です。

そのほかに、ROOTはbashと近い使い勝手なので、
Ctrl-r //入力履歴の検索
Ctrl-a //カーソルを行頭へ
Ctrl-e //カーソルを行末へ
Ctrl-n //一つ前の入力履歴
Ctrl-p //一つ後の入力履歴
Ctrl-f //カーソルを一つ進める
Ctrl-b //カーソルを一つもどす
入力中に[TAB] // 入力補完

出力のリダイレクトも可能です。
> [file] // fileに標準出力
2> [file] // fileに標準エラー出力
>& [file] // fileに標準出力と標準エラー出力の両方

そして何より重要な
.q // ROOTを終了。

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