2009年2月15日日曜日

自動車絶望工場


読みたい読みたいと思っていながらなかなか読めていない本。
大手企業を労働者側から批判すると、内容にかかわらず「左派的な言説でけしからん」とかWebのセカイでは批判されがちで、住みづらい。
そういう大手企業の経営者にとって、人件費を変動費化することはこの上なく魅力的なのか、古くは期間工、今の派遣労働者のような首を切りやすい労働者の需要はなくなることがない。労働の自由化が進めば失業率は下がるという学説が経済学にはあるそうで、その説に従えばきっと期間工がいるおかげで日本社会の失業率は下がっているのだろう。

例えば毎日タンポポの花を乗せるだけ、しかもいつ首を切られるかわからないのに、拘束時間がやたらと長い環境とか、個人のキャリア形成に全くならない仕事を一度経験してしまった人って、どうなるんだろう?
そういう人たちにはきっと次の職を見つけられたとしても同じような低賃金職だと推測できる。で、きっと自動車工場とかはそれに近いんだろうという予断を持っているのでこの本を読みたい。

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